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  • 2018.02.01

    アトム(高性能AI)はリーダーシップを発揮するか

    野元義久

    演劇「PLUTO(プルートゥ )」。

    森山未來さん観たさだったが、演出のユニークさに驚き!こんなこと、よく考えつくなぁ…と。
    刺激や感動の場をたくさん創っていきたい私としては学びが多く、やはり演劇鑑賞はやめられません^^;

    この劇、原作は浦沢直樹さんの「人間とロボットの共存」がテーマの同名漫画です(手塚治虫さん作の鉄腕アトムの続編的な内容)。アトムは高性能AIを搭載した人型ロボット。どのくらい高性能かというと「感情を持つ」レベル。「他者の感情を理解するレベル」。

    AIどころか、目の前のパソコンのことにも疎い私なので実現性はわかりません。

    しかし、その発達と応用には興味があります。
    例えば、「セールスコミニュケーション」や「社内の関係性」をテーマにトレーニングする場面で、相手の僅かな反応を観察することを推奨しています。特にプレゼンテーションやネゴシエーションでは、相手の反応の見極めがて次のステップに進める判断材料です。
    相手の僅かな反応を観察することがキー行動ですが、これを人間よりロボットが高精度で出来たとしたら…楽しみであり怖くもあります。

    プルートゥ に戻ります。

    アトムの創造主、天才 天馬博士は完璧なロボットを作ろうとして全ての感情を人工知能にインプットします。しかし、アトムは起き上がりません。全ての感情が引っ張り合い、思考や行動が無限ループ状態になったのだと思います。

    私たちはチームがコンセンサスに至るまでのキー行動として、参画する全メンバーの深層心理を丁寧に聴き合うことを提案しています(ディープデモクラシーと呼びます)。

    しかし、完璧に聴けたとしたら、チームは起き上がれなくなるかもしれない…そんなことを考えながら劇を観ていました。

    結果、博士はアトムに「憎しみ」という感情を「盛って」再起させ対立するロボットと闘わせました。…盛るのが「憎しみ」てとこがまた面白いポイントです。

    この話においては、高性能AIは自身では立ち上がれず行動しません。リーダーとしてチームを牽引するには、メンバーの深層心理を聴き止めた上で、何らか自分の信念や感情を盛ることで方向付けしなければいけないということでしょうか。
    「聴き合えば必ずコンセンサスに向かう」ことは信じながら、行動を起こすには「誰かが傾斜をつける(均衡を崩す)」必要があるのだろうと考えた次第です。

    …書きながら、何の話や?と思いながらも、強烈なインパクトがありましたのでブログへ。

    そして、天馬博士が完璧なロボットのアトムを「完璧ゆえに失敗作」という件には言葉が詰まってしまったままです。

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