BLOG

  • 2017.12.11

    感じて、選んで、味わう、日常

    野元義久

    最近、良書に出会えています。

    まぁ本の良し悪しなんて人それぞれ。
    読み手の知識や界隈への馴染み、言い回しの好み、当初の読み切る覚悟…などなどが影響して、良書といっても「今の自分にとっての限定」ではあります。

    その良書の一つ、松浦弥太郎さんの「センス入門」から。
    センスを高めるたくさんの示唆から取り入れたことがあります。

    ■ショップで気に入った品物をみつけても、値札は見ない
    ショッピングをしていて、「あのシャツがいいな」と思ったら、まず素直な気持ちで、それをよく見るべきです。値段のことを考えずに、どうして気に入ったのかなとか、どこがいいのかな、というのを見るほうがいいでしょう。そして、手に取って、自分が感動したあとに、お店の人に「これ、おいくらですか」と聞きましょう。ここまですれば「十五万円です」と言われても、「ああ、やっぱりそうなんだ。これだけ素敵なんだから」と思えるでしょうし、「いつか自分も買えるように頑張ろう」とか「貯金して買おう」という気持ちになりますよね。そのほうがずっとセンスがいいことだと思います。

    これはプロセス指向心理学で「プロセスを味わうために」勧められる「感じて、選んで、味わう」にも通じます。

    思えば、目に入ったメニューの文字情報だけでお昼ごはんを選ぶし、そういえば選ぶこともせず昨日と同じ道を歩くし、選んだものを自分の手の中で(ごはんだと口の中で)味わうことなく多くの消費サイクルが回っています。

    確かにそんな生活でセンスが高まるわけがない…。

    これを(ちょっと強引に)職場でのマネジャーの行動に置き換えてみると、

    他のオプションを考えず前例を疑わない判断をし続け(選ばず)、
    その判断をしている自分を見つめず、メンバーの表情も気にしないで押し付けて(感じず)、
    結果をみる間もなく、すぐ次の行動へと急ぐ(味あわず)、

    となるかもしれません。
    これはセンスの停滞、衰退を後押しします。

    モーガンマッコールさんが「ハイ・フライヤー」で、たくさんの脱線したリーダーを調査した結果からこう述べています。

    すべての「強み」は「弱み」になりうる
    表面に現れていなかった弱みが、新たな状況では重要な問題となる
    次々に成功を重ねると傲慢になる
    「不運」が生じ、物事が悪い方向に動いたとき、どのような行動をとるかが決定要因になる

    会社からの期待を受け止め好業績を出し続けてきたマネジャーによる、ハラスメントやコンプライアンス逸脱行為が問題視されています。私たちも研修など非日常の機会にのっかって、その問題に気づいてもらう役割をになうことがあります。
    その役割を務める一方で、地道に、「感じて、選んで、味わう、日常の自浄サイクル」が職場に根付くような働きかけをしていきたいと思います。

     

     

メルマガ購読希望の方はこちら

メールアドレス
お名前

会社名

2015 copyrights BRICOLEUR