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  • 2019.04.02

    全員主役は可能か?

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    あるお客様のワークショップでのことである。

    「全員主役の組織を作りたい」
    「でも、日の当たる部署も影の部署もある。全員主役になれるのか?」

    主役とは何か、考えさせられた。

    辞書には、主な役割、主人公と書いている。
    主な役割とは何か?

    組織では、全員が主な役割ではないかもしれない。
    日の当たる役割もあれば、人があまり知らない役割もある。

    一方で、全員が主役という言葉は好きで、そう思いたい自分もいた。
    (前職で人の目に見えない仕事をしていたからかもしれない)

    全員が主役になれるのか?
    そう考えていた時、テレビでイチローの引退表明がされていた。
    大リーグで周囲と比べ小柄な体で活躍する彼のプレイに
    何度も勇気を頂いた。

    イチローはマリナーズで主役だったのか?
    攻撃では、一番・三番打者が多く、主役と言えるかもしれない。
    守備では、どうか?
    彼のポジションは、主にライトだった。
    当然どのポジションもチームの勝利の為には欠かせず、
    それぞれのエリアの守備の役割を与えられているが、
    主にピッチャー、キャッチャー、ショートなどが主役と言われている。
    ライトが主役かと問われると分からない。

    但し、イチローのライトは普通と違った。
    現地では様々な異名がついていた。
    ・エリア51(走力による広い守備範囲のこと)
    ・抑止力(強肩によるレーザービームで走者に進塁を思い留まらせること)
    ・スパイダーマン(身軽さによりフェンスを上って捕球すること)

    イチローはこう言っていた。
    「自分のできることをとことんやってきたという意識があるかないか。
    それを実践してきた自分がいること。継続できたこと。そこに誇りを持つべき。」

    チームである為、チームの勝利の為、ライトの役割を果たすことは当然だろう。
    その上で、イチロー自身の‟できること”である、瞬発力、しなやかな筋肉、身軽さ、を
    とことん活かす練習をしてきた。そこに誇りを持っていた。

    各自の個性を生かすとは、
    その人だからこそできること、その人にしかできないこと、
    とも言い換えられるだろう。

    自分にしかできないことでチームに貢献できれば、
    各自が主役意識を持つことになるのではないか。

    会社に置き換えるとどうか。
    会社の発展の為、各自に与えられた役割を果たすのは当然の上で、
    自身の能力・個性をとことん活かす。

    こう考えれば、たとえ日の当たらない部署であっても、
    自分にしかできない仕事に取り組むことができれば、
    主役意識を持つことは可能ではないかと思った。

    私自身にも置き換えてみるとどうか。
    先日、あるプロジェクトを終え、上司との1on1で強みのフィードバックを頂いた。
    お客様を不安にさせない点が強みと聞いたので、その部分をとことん工夫し、実践して、
    お客様とのプロセス設計において、主役となれるように頑張っていきたい。

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