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  • 2016.02.01

    恐れに向き合う

    野元義久

    2016年1月、

    私には「とてもとても濃い」1ヶ月になった。

    自分が投じてきた幾つかの石の波紋が、幾重にも重なり、

    まとまって大きなザブーンという波になり何度も“のまれた”感覚がある。

    正直なところシンドい!受け止めきれない!

    ながらも…なぜか、必然なシンドさのような気もしている。

     

    出張先でお客様と夜中に酌み交わし、尋ねてみた。

    「社長として意識していることは何ですか?」

    目尻のしわが優しい若社長は意外とすぐに答えられました。

     

    「自分が”面白い!”って仕事は全部メンバーに渡すことにしてます」

     

    多くの場合は逆ではないでしょうか。

    オイシイとこを独占する権利を持っているのが社長ですから。

    お話を聞きながら、ラグビーのパスを思い出す。

    スペースに走り込めそうな仲間に、ゲインしやすいパスを出していく。

     

    その社長はと言えば、前に出ては大柄なディフェンスにタックルされ、つぶされてモミクチャにされ続ける。きっとそんな感じだ。

    その時、間違いなく「恐れに向き合っている」のだろう。

    最近、また「リーダーシップ」という文脈のお仕事が多くなっている。

    変化の方向性が予測できず、行き詰まり感もある中で、

    ブレイクスルーするリーダー、クリエイティブなリーダーシップが待望されている。

     

    リーダーシップ性を観るツールのTLC®️を紹介する機会も増えている。

    ※TLC®:The Leadership Circle:リーダー個人に対する360°フィードバック プログラム

    このTLC®️はハーバード大学院教授ロバート・キーガン氏の「成長ステージ論」も基礎に仕立てられている。

    キーガンの論も踏まえてこのサーベイを開発したボブ・アンダーソンのメッセージを読み進めると「恐れに向き合う」という言葉がある。

    ※「リーダーシップの精神」から引用、一部加筆

    より高い段階(特に統合的ステージ:成長ステージの4段階目)に成長するためには、身体的知性と感情的知性を取り戻す必要があります。

    私たちは何かを手放す恐れ、そして失敗するかもしれない、という恐れに直面します。私たちは、現在の恐怖がどのように過去に根ざしているのかを学びます。私たちは、周囲の文化に従って上手く生きることにより、深い傷から自らを守ってきた。その方法に気付きます。

    私たちが、これら自らが分断してきた身体感覚と感情を再統合すると、私たちは元々持っていた強さと情熱を取り戻すことができます。それは幼い頃に傷つき、成長を止めていた自分の一部分のようなものです。

    今、私たちがこれらの部分の思いやりを持って自覚することで、傷は癒され、これらの部分が成長し、成熟した自己システムの構築に向けて身体感覚と感情的知性が再統合されます。こうして、肉体、マインド、そして魂のバランスが良くなります。

     

    BRICOLEURを立ち上げ、お客様、パートナー、同僚のみなさんに多大な支援を頂き、ある意味では傷が癒されてきたのかもしれない。

    元々持っていた強さと情熱を取り戻し、チャレンジし始めたからこそ、ザブーンの波がやってきているのだとしたら、それは何らか「良い兆し」なのかもしれない。

    良いボールがパス出来るようなリーダーでいたい。

    パスする相手がまだ少ないので、メンバーを募ることからか。また、そこも恐れと向き合うことになるが(笑)。

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