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  • 2015.11.30

    演劇やテレビドラマで学べる、関係性の客観視。

    野元義久

    話の面白い人は、その場の空気をつかむことが上手いと思いませんか?しゃべりながらも場を客観的に視ることが出来ているんだと思います。

    プライベートでも仕事でも、関係つくりが上手い人がいます。相手がまだ言ってないけどホントは求めていることを想像したり、これを言うと次はこうなるよなという展開を読んだり・・、と、やはり場を客観視したコミュニケーションで関係つくりをしている人だと思います。

    同じくリーダーシップを発揮するためには、職場の様子、メンバー同士の関係性を適切にとらえておく必要があります。

    さて、いま、自分の職場はどんな雰囲気でしょうか?

    互いのメンバーの関係性はどうなっているでしょうか?

    先日、「オレアナ」という何度も再演されているお芝居をみました。第一幕で学生役の志田未来さんが教授役の田中哲司さんに向かって絶叫します。

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    「ただ、わかって欲しいんです!!」

    小さいカラダからあんなに大きな声が出るんだ・・、と驚くほどの声です。※ネタバレしてしまうので多くは書きませんが、この後はドンデンな展開へ・・。ダイバーシティや上司部下の関係を考えるためにもおすすめなお芝居です。

    第一幕のこのやり取りで、田中さんと志田さんの関係性がわかります。「関係」ではなく「関係性」ですから、関係の持つ性質、特徴、ですね。例えば、ギスギスしているとか、物理的に向かい合っている距離よりもなぜか近い感じがする、とか。

    そして、今の場面の関係性から、これからモメル展開になるかもしれないぞ、というシナリオが私のアタマに浮かびます。

    みなさんもテレビドラマを視ていると、初めの10分くらいで登場人物の関係性をつかんでいるのではないでしょうか。

    視線、表情、姿勢、話すトーン、使う言葉、声の大きさ、距離、間合い、などなど、たくさんの情報から関係性を読み取っています。眺めているとわかりますね。

    ただ、これが当事者になると、とたんに難しくなります。

    それは、自分が当事者なので、場や関係性を「外から眺められないから」です。そして毎日が当たり前に思えてきて、あらためて客観的に視ることをしなくなります。日常に埋もれてしまいます。

    私たちが最近のワークショップでも活用している「関係性を客観視するワーク」をご紹介します。「それぞれの立場を演じてみる、声に出して感情を込めてセリフを言ってみる」のです。

    これはプロセス指向心理学で、紛争対立する集団へのワークで用いられ、「ワールドワーク」と呼ばれています。創始者、ミンデルさん。

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    互いがホントに言いたいこと、それを声に出してみたときに感じるキモチ、を味わうことで、まずは違う立場の人の考えや感情に気づきます。

    さらに立場を入れ替えてみたり、他の立場を登場させることで、この関係が持つ独特な特徴(関係性のクセ)に気づくことがあります。

    プロセス指向心理学では「気づくと、次の必然の関係性へと変わっていく」としています。このワークを経ると、アタマだけで解決策を考えるよりも深いヒントにたどり着くことがあるのです。本当です。これはぜひ一度経験してみて頂きたい。

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    私たちBRICOLEURは、関係性開発をサービスの主軸に置いています。関係性という、「目に見えないけれど大切だ、と誰もがすでに知っていること」に向き合っています。それが、きっと人間らしい職場をつくることにつながると信じています。

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