BLOG

  • 2015.12.11

    漫才に学ぶ、デュアルファシリテーション

    水田道男

    土曜日のお昼は、吉本新喜劇をテレビで見ながらお好み焼きを食べるという、小学生時代を私は過ごした。次女も、お笑いが大好きである。吉本新喜劇の放送を見て、「今日は内場さんか。。(⇒チャンネルを替える)」「あ、しげぞうや。(⇒画面に見入る)」というマニアな反応をする(内場さん、ごめんなさい)。

    先日の5年ぶりに復活した「M-1グランプリ」もその娘とゲラゲラ笑いながら楽しませてもらった。決勝戦に残ったのは3組の漫才コンビ。

    優勝したトレンディエンジェルは、圧倒的なボケの面白さ。

    銀シャリは、その逆で、ツッコミで笑をとる。

    そして、ジャルジャルは、ボケとツッコミの融合の妙。

    実に、面白かった。

    私たちブリコルールは、ワークショップや研修のファシリテーションを二人で行うことを基本としている。もちろん笑いではなく、参加者の学びや気づきを最大化する為に。

    一人がコンテンツを担えば、もう一人はプロセスを観る。

    一人が場の縁に立ったとき、もう一人は場の中に入り込む。

    一人が語ったことに、もう一人は強調を加える。

    一人が語りすぎたことに、もう一人はスペースを入れる。

    一人がアイディアを思いつけば、もう一人が壁打ち役になる。

    まだまだ発展途上であり、どれほどこれがお客様に“うけている”かは分からない部分も多いが、少なくとも“内輪うけ”はしている。即興の掛け合い故に、一瞬たりとも気が抜けないが、楽しい。

    そして、その場で二人で学んだことを、次のアクションに直ぐに活すことが出来る。つまり、私たちはファシリテーションしながら、即興性のある学びを重ねている(結果、当初想定していたプログラムが変わることもしばしば・・・)。

    参加者の学びや気づきのスイッチを入れる上では、この前に立つ人間が楽しげに見えるということが非常に大切なように、私は感じている。

    楽しさの一端に触れたい。

    楽しさの要素を詳らかにしたい。

    自分も楽しさに加担したい。

    これが、学びが始まる心構えだと思う。

    その為には、前に立つ人間も、その場での学びに開放的でないと駄目だと思う。前に立つ人間が生きていることで、参加者が生きだす。結果、生き生きした場が立ち上がる。

    社内講師の育成とか、社内ファシリテーター作りといったテーマでお悩みをお聞きすることがある。もちろん、技術や知識も大切だが、上手くやれることよりも楽しんでやれることの方が、教育効果は高いような気がしている。

    漫才の起源は、新年を言祝ぐ歌舞である万歳にさかのぼると言われている。野元と私のコンビ、小野寺と私のコンビ、そして野元と小野寺のコンビ。この3組のコンビの三者三様のあり方ややり方そして楽しみ方で、より多くの参加者の学びや気づきを言祝ぐべく、これからも日々学びを重ねて行きたい。

    なんせ、トレンディエンジェルも、芸暦11年ですからね。

メルマガ購読希望の方はこちら

メールアドレス
お名前

会社名

2015 copyrights BRICOLEUR